「うつ病のカウンセリングって 話を聞くだけでしょ」と言う人がいます。 何故、話すだけで心が軽くなる (心のドアを開ける)のでしょうか? 人は悩むと誰かに助けて欲しい、 理解して欲しいと思います。 そんな時は、カールロジャーズの 「受容」 「共感的理解」の手法を参考に するといいと思います。 カールロジャーズは20世紀にもっとも 影響の大きかった心理療法家の 第一位に選ばれています。 名前は聞いた事がある方も いるかもしれませんね。 カウンセラーの中では カールロジャーズ派を省略して ロジャリアンと言う人もいます。 まず、受容ですが、 受容(無条件の積極的尊重)とは 聴き手が心を「無」にして 傾聴する基本姿勢になります。 クライアントの心理的世界に対して 何も否定しないで、 「全て受け入れたい」事と 「興味を持つ」事を 「受容」といいます。 次に共感的理解ですが、共感的理解とは クライアントの心情を感情移入的に 理解しようとすること。 つまりクライアントがどんな 心理的世界を体験しているかを 理解しますが、内容そのものに対して 肯定することではありません。 心のドアを開ける聴き方の具体的な 手法ですが、 パッシブリスニング(受動的傾聴)と アクティブリスニング(積極的傾聴)が あります。
傾聴技法の1つで、相手の話を 黙って聞く方法。「あいづち」や 「沈黙」あるいは話し手の 「思いを引き出す言葉」を 投げ掛けてやることで、 話しやすくしてあげる。 「はげまし法」とも言われます。
1. 大事な事を聞き落とさないよう集中します。 2. 言葉には表われない感情をくみ取るよう 集中します。 3. 聞いた事柄を話し手に向かって繰り返す。 4. 話し手はあなたの言うことに恐らく うなずいたり、訂正を加えたりする。 そうして話をまとめていく。 5. 気持ちをくむ。味方になる。 うつ病の時などの悩みの相談を聞く時は、 ・パッシブリスニング(受動的傾聴) ・アクティブリスニング(積極的傾聴) など、心のドアを開ける聴き方を 心がけて聞いてみては どうでしょうか?
そもそもストレスとは何なのか? と言うと、カナダの内分泌学者セリエHと 言う人が名づけました。 ストレスとは生体に有害刺激が加わり、 副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)の分泌が 増加し、糖質コルチコイド濃度が 上昇する事です。 ストレスとはホメオスタシス(恒常性)によって 一定に保たれている生体の諸バランスが 崩れた状態(ストレス状態)から 回復する際に生じる反応になります。 よく、ストレスで胃潰瘍になったとか 円形脱毛症になったなどを 聞いた事はありませんか? 簡単に言うと、ひずみを起こす事を 含めてストレスとよんでいます。 では、どの様な事がストレスの 原因になるのでしょうか? それは、脳の構造を 理解するとよくわかります。 脳は内側から、生命の脳(脳幹)、 本能脳(大脳辺緑系) 理性脳(大脳新皮質)という構造に なっています。 本能の脳を理性の脳が 覆いかぶさっているイメージです。 それでは、本能とは何だろうか? 本能は 1、食欲 2、性欲 3、集団欲 の3つになります。 自分の本能脳を押さえて好きな事をせず 理性脳ばかり使っていい子ちゃんに なっていると本能脳を理性脳で 押さえつける事になり脳幹のバランスが 崩れて自律神経が乱れてしまいます。 ですので、たまには理性脳で 押さえこまれている本能脳を 開放してあげる事が大事になります。 その開放する事を、ストレス発散や 情動発散といいます。 カラオケ、旅行、温泉、音楽、アロマ マッサージ、お祭り、ゲームなど 自分の本能脳が喜ぶ事を行う事が ストレス発散になります。 たまには子供の様に遊んでくださいね。
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