起立性調節障害は自律神経失調の一種で、循環器系に影響のある、様々な症状を伴う疾患です。起立性調節障害の症状については、立ちくらみやめまいを始めとして、頭痛やふらつきに気分の悪化、倦怠感や食欲不振など多岐にわたります。
朝起きることができない、夜なかなか寝つけないといったものも、起立性調節障害の可能性があります。動悸や腹痛を訴える人もいますから、起立性調節障害の症状は本当に様々で、全身に影響があることが分かります。起立性調節障害は大人よりも子供に発症しやすいとされており、原因については自律神経の乱れが主です。
自律神経は体のリズムを司る神経で、交感神経と副交感神経の切り替えによって、人は日中活動したり夜眠ることができます。ところが、起立性調節障害になると自律神経のリズムが乱れ、交感神経が優位になる時間帯に活性化しなかったり、遅れて後から活性化するといったことが起こります。
その為、日中に頭が働かずぼーっとしたり、夜になると目が冴えて眠れなくなるわけです。またそれに伴う生活習慣の乱れも、起立性調節障害の症状を悪化させる要因になります。
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